プラズモン共鳴構造色の安価な大面積施工を可能にするため、水中で帯電する官能基で修飾された直径100~500 nmの粒子が自己組織的に形成する三角格子配列を金属微細構造の鋳型として用いる方法を開発した。この方法を用いて、ガラスや各種プラスチック基板表面に微細構造を形成し、その上にアルミニウム層を形成すると、粒径や周期に応じて異なる構造色で着色できた。 同一基板の区画毎に異なる粒径および周期からなる配列構造を形成し、一度のアルミニウム蒸着で8種類の構造色を発現する多色印刷を行った。更に、構造色構造を透明層で保護し、耐摩耗性、曲げ性を向上することができた。
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