Fe3O4磁性体を内包した磁性活性炭(MAC)を作製した。炭化温度、磁性体複合率、賦活温度、賦活時間等をパラメータとしてMACの特性を評価した。 XRD測定結果より、MACは賦活段階でFe3O4がFeに還元された。MAC特性に及ぼす炭化条件の影響は少なかったが、賦活温度、KOHの含浸量による影響は大きかった。Fe複合率14.8mass%以上のMACの濁度は2分以内に目標の15mg/Lを下回り、高磁気分離能を有した。一方、Fe鉄複合率が増加するとMB吸着能が低下しが、MAC中の活性炭のみの質量に換算した場合、活性炭1g当たりの飽和吸着量にFe複合率の影響はなかった。
|