研究課題
挑戦的萌芽研究
鉄鋼精錬プロセスにおいて,メゾスケールな気液界面現象によって生成されるマイクロバブルの量がプロセスの反応促進にとって非常に重要となることが知られている.しかしながら,溶融金属は不透明であることから,その内部の状態を直接観察によって把握することができない.そこで本研究では,溶鋼と動粘度がほぼ同じである水を用いた水モデル実験を行い,ノズル部での微小気泡の生成・離脱とその際に起こるレイリージェット現象の発生について,直接視認すること無しに音響学的に診断するための基礎的な計測技術を構築した.
流体工学