現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本申請研究成果の一部を下記の通り、国内学会4件に報告した。 国内学会:(1)白井 大輝, 小西 駿介, 堀河 俊英, 外輪 健一郎, アルカンタラ アビラ ヘスース ラファエル : プルシアンブルー固定化吸着剤の調製およびそのセシウム吸着特性, 化学工学会 第48回秋季大会, 2016年9月、(2)白井 大輝, 小西 駿介, 堀河 俊英, 外輪 健一郎, アルカンタラ アビラ ヘスース ラファエル : PB@RF resinの調製およびそのセシウム吸着特性, 第10回中四国若手CE合宿, 2016年9月、(3)白井 大輝, 小西 駿介, 堀河 俊英, 外輪 健一郎, アルカンタラ アビラ ヘスース ラファエル : プルシアンブルー固定化球状粒子の調製方法の検討, 第3回 海水・生活・化学連携シンポジウム, 2016年10月、(4)白井 大輝, 小西 駿介, 堀河 俊英, 外輪 健一郎, アルカンタラ アビラ ヘスース ラファエル : プルシアンブルー固定化球状吸着材の調製方法の検討およびそのセシウム吸着特性, 第30回 日本吸着学会研究発表会, 2016年11月 以上のように、順調に進展し成果が出ている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる平成29年度は、平成28年度までに得られた知見をより詳細に精査し、実用化に耐えられる磁力分離可能な高機能放射性セシウムイオン吸着剤の調製に係る最適調製条件を検討する。 調製条件として、複合化するPB粒子量、磁性体量、さらに調製する粒子形状(最終目標は真球状粒子)があげられ、すでに平成28年度の後半から取り組んでいるところである。粒子形状については、申請書に挙げた過去に報告した乳化重合法(Horikawa et al, Carbon 42, 169-175, 2004)が本系に適用可能であることを確認したことから、より効率的なPB粒子、磁性体の複合化条件とそれに適した手順を構築する。 調製した材料のセシウムイオン吸着試験を行い、その吸着剤性能を評価し、より高精度な吸着剤が開発できるよう努める。
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