今後の研究の推進方策 |
ReOx-Pd/CeO2 の有効性について前年度で示すことができ。触媒については、さらに担体(ZrO2, Al2O3, SiO2, TiO2等)の依存性、Reの担持量の依存性、添加金属の依存性(Pd, Pt, Rh, Ru, Au等)を検討し、性能決定している因子についての知見を得たいと考えている。前年度の結果も踏まえて、最も優れた触媒について反応条件をさらに最適化しながら触媒性能評価を行う。反応前後の触媒の構造解析(XRD, BET, Raman, FTIR, EXAFS, XANES, XPS, 吸着量測定等)を行い、活性点となっていることが想定されているRe種の構造、担体との相互作用に着目してキャラクタリゼーションを行う。また、触媒の再利用性を評価する。触媒反応機構については、反応速度の水素分圧依存性と基質濃度依存性を測定し、反応次数をえて、その結果に基づいて速度論解析を行う。また、基質と触媒表面の相互作用についても検討する。
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