地上実験設備において、中性粒子が電気推進機に及ぼす影響を調査することが可能にする中性粒子密度計測技術を確立した。レイリー散乱法を用いて高真空環境下の中性原子数密度を測定した。窒素ガスでの計測を行い、感度向上を確認した後に、プラズマをつけない状態ではあるが、小型ホールスラスタの下流でのキセノン中性数密度を測定した。 キセノン質量流量が0.2mg / sの時のキセノン原子の数密度は(4±1.5)×10^19m^-3であり、この結果は一次元計算とよく一致した。さらに、計測用レーザーのパルス幅を短縮することによりSN比向上を確認した。
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