次世代の革新的原子炉として安全性の高い液体金属冷却炉等の流量計測の精度改善のため,流速分布に依存する変換係数が不必要な流量計測システムの構築をこの一年間の研究期間で実施した.測定液体金属はガリウム・インジウム・スズ(Ga/In/Sn)からなる,通称ガリンスタンと呼ばれる液体金属を利用して実施している.高さ1100mm,幅1848mm,奥行き310mmの液体金属流量測定装置を製作し,配管内径20mmの水平配管試験部を設置し計測法等の最適化を測り,今後のデータ蓄積により新型炉用汎用多種冷却材対応流量計測システム開発に資する.
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