K-40のガンマ線数を増加させた加速試験を行うため,内容積が20x20x20cmのアクリル容器を製作し,これにKCl粉末を入れた.検出素子は,ガラス線量計であり,検出効率を向上させるため5枚重ねた.厚さ2mmの鉛で線量計を囲み,ガンマ線の入射方向を制限して測定したが,直径10mmの鉄筋の有無を判別できなかった.次に,砂に含有されるウランやトリウムの娘核種から放出される200~400keVのガンマ線を用い,ガンマ線の検出効率が高いイメージングプレートで測定を行った.しかし,鉄筋の有無の判断はできなかった. ガンマ線の体積源がある場合,それらが優勢となり鉄筋の有無の測定ができなかったと考える.
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