研究課題
挑戦的萌芽研究
既存手法では分離が不可能とされている放射性セシウムCs-135と安定セシウムCs-133をレーザーを用いて同位体分離する手法を開発するため、熱平衡状態で機能する新しい高効率手法についての理論研究と実験装置開発を行った。理論研究においては、セシウムと希ガスの原子間ポテンシャルのレベルから原子間衝突の解析と光励起レート方程式の理論計算を行い、提案手法を実用化した際の年間処理量の見積もり値を得た。実験装置開発においては、主に提案手法の条件最適化試験に利用するレーザー光源と制御システムの開発を行った。
原子分子物理