研究課題
挑戦的萌芽研究
神経軸索の先端構造体である成長円錐は、細胞外環境を感知し自身の運動性を変化させることで軸索を遠隔の標的まで牽引する。過去の研究により、成長円錐の運動性をコントロールする細胞外因子が多数同定され、これらに応じた成長円錐の走化性機構の理解も長足の進歩を遂げてきた。一方、成長円錐の形態が基質の硬さにより影響を受けたり、成長円錐の前進運動に伴って軸索に張力が発生するといったように、発生期の軸索は様々な機械的刺激を受ける。本課題では、神経回路形成における機械情報の役割の一端を明らかにした。
神経科学