研究課題
挑戦的萌芽研究
コラーゲン接着性タンパク質Cnmを産生する口腔内の齲蝕原性細菌(ミュータンス菌)と脳内出血との相関を検討した.急性期に頭部MRI画像で評価し得た脳卒中患者165名の検討で,Cnm陽性齲蝕原性細菌保有者は,有意に深部の微小出血が多いことが明らかとなった.現在,Cnm陽性齲蝕原性細菌保有者における脳微小出血の増加を縦断的に観察する多施設共同研究が計画されており,将来の脳出血予防に向けた取り組みを加速する予定である.
臨床神経学