オートファジーの様々な疾患への強い関与が示唆されており、その効率的な測定系の開発が待ち望まれている。本研究ではHalotag-LC3を用いた効率的なオートファジーの測定を可能にする新しい測定系を樹立し、in vivoへの応用の礎とすることを目標とする。Halotag融合LC3タンパク質を発現する細胞を作成し、ビオチンリガンドを用いたLC3のpulse-chase実験系と、複数の蛍光リガンドを同時に用いたオートファゴソーム標識によるオートファジー活性の測定系を樹立した。本研究より、Halotag-LC3の実験系が目的によってカスタマイズ可能な自由度が高いオートファジー測定系である事が示された。
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