研究課題
ヒトCD47遺伝子に対するアンチセンスRNA並びにmiRNAを発現するシャトルベクターを構築した。ヒト正常骨髄を採取、単核球層を分離、抗体を用いてCD13, CD33 陽性骨髄芽球分画をmagnet beadで選別し、構築したウイルスベクターを遺伝子導入後human granulocyte colony-stimulating factor を添加後培養し、好中球へ分化、増殖させた(論文準備中)。この系を用いて細胞の選別や培養に関して条件を変えながら観察を続けた。CD34陽性造血前駆細胞をmagnet beadで選別し、造血幹細胞増殖培地で培養後G-CSFを添加し再び培養を行った後CD13, 33 陽性細胞群を選別、さらG-CSF添加して培養することで最も高い効率が得られた。以上の観察から現在末梢血幹細胞採取の際患者さんに協力していただき、その1/100量の細胞を用いてin vitroでの治療実験を行っている。ヒト末梢血造血幹・前駆細胞からCD34陽性細胞を分離し、CD19-CAR 及び CLL-1-CAR vectorを感染させ、CD13 及び CD33 陽性細胞を選別する。G-CSFを添加し、CAR-N とする。Positive control としてCD3, 8 陽性 T 細胞を選別、IL-7, IL-15 添加下培養し、活性化した状態でウイルスに感染させCAR-T とする。標的となる細胞は CD19-CAR では Daudi 、CLL-1-CAR では HL60 を標的として現在標準的CAR-Tと各種CAR とで in vitro 治療実験を行っている。研究期間は本春で終了するがかなり優位な結果が得られており本年度も科研費公募を行いながら本研究を行っていく計画である。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 7件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 8件)
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