ショウジョウバエ・ヒト・ニワトリ細胞を用いて、 RNAサイレンシング効果のレポーター解析を行った。生育温度が低いショウジョウバエで最も強い活性が見られたため、生育温度に依存してRNAサイレンシング活性が異なる可能性が強く示唆された。また、細胞内の温度分布に依存した影響を明らかにするため、Argonauteタンパク質に各細胞内小器官のセンサーシグナルをつけたコンストラクトを作製した。microRNAの生合成過程において、二次構造が温度の影響をうけるかをノーザンブロットで検出中である。さらに、2本鎖RNAのセンサータンパク質R2D2とTRBPの温度依存的2本鎖RNA結合力を検討している。
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