ミリメートルの生体組織試料の蛍光およびラマン散乱の分光イメージングの高速化を目指し、新規手法を提案・開発した。従来のレーザー走査方式ではなく、2次元分光イメージングとComputed Tomographyに基づく逆問題の考え方を組み合わせて、1度の撮像により、元の3次元画像(空間2次元+波長1次元)を取得する方法を確立した。複数の異なる波長の量子ドットを用いた検証実験とシミュレーションにより、本提案手法の有効性を示すことができた。本手法は、他の様々な分光イメージングを高速化できるため、幅広い応用が期待できる。
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