項目Iでは、クラスリン依存的エンドサイトーシスに関与すると考えられているタンパク質群の局在・集積を共焦点レーザー顕微鏡で観察すると共に、高速AFMで細胞膜の形状を同時観察するシステムを構築し、タンパク質局在と膜の構造変化との関係を明らかにした。 項目Ⅱでは、従来から関与が報告されていたダイナミンの他に、アクチンが膜の動態変化に深く関与していることを示す新しい知見を得た。 項目Ⅲでは、膜閉口過程で見られたアクチン依存的な膜隆起の形成機構および閉口における役割を明らかにするために、アクチンの重合モデルと膜の連続体モデルとを組み合わせた解析を行った。
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