一般的なトマトは、1日24時間の連続光照射により生理障害を発症するが、連続光障害耐容性を示す品種を発見した。まず、連続光障害の表現型を整理し、耐容性品種と感受性品種間で定量的に大きな差を示すものを指標表現型とした。次に、耐容性品種と感受性品種とを交配して得られたF2世代の中から、指標表現型を利用して耐容性個体を20個選抜した。これを用い、次世代シークエンサーを用いた一塩基多型検出により、連続光耐容性に関与する遺伝子座のマッピングを行った。マッピングと遺伝子内の配列変異に基づいて、72遺伝子に絞り込んだ。さらに、通常栽培と連続光栽培とにおける遺伝子発現の変化をRNA-seq法により比較解析した。
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