カンキツグリーニング病(HLB)の病原細菌Candidatus Liberibacter asiaticus(Ca. Las)の媒介虫ミカンキジラミ体中で、同細菌と拮抗するミカンキジラミ寄生菌を東南アジア各国で分離した。ミカンキジラミからカンキツ類へのCa. Las伝播を抑制する寄生菌の選抜して新規生物的防除資材の発掘とそれらの内生菌機能よるHLB防除基盤の確立を目的とした。 各種寄生菌を分離し同定した結果、沖縄から分離した分離株は媒介虫では新種寄生菌であり、同虫に対しの殺虫スピードは早く、強い病原力を有していた。さらに、圃場における防除効果も高かった。また、同株の内生菌機能を検討した。
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