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2019 年度 研究成果報告書

炭素間三重結合導入酵素の探索と反応機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K14898
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 応用生物化学
研究機関筑波大学

研究代表者

田中 俊之  筑波大学, 生命環境系, 教授 (10217052)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードアセチレナーゼ様酵素 / クローニング / タンパク質発現
研究成果の概要

主に植物と微生物を対象として、炭素間三重結合を形成する酵素(アセチレナーゼ)と推測されるタンパク質のクローニング及び発現系や精製法の検討を試みた。その結果、18種類のタンパク質のクローニングに成功し、そのうち9種類については、純度の高いタンパク質を得ることが出来た。これら精製タンパク質を用いて結晶化を行ったが、構造解析に適した結晶はまだ得られていない。今後も、結晶化などの検討を続け、立体構造の解析や反応機構の解明を目指す。

自由記述の分野

構造生物学、生物有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

炭素間三重結合を有する天然有機化合物は反応性が高く、強力な抗菌活性を示すものも多い。しかし、この炭素間三重結合を形成する酵素(アセチレナーゼ)は数種類しか同定されておらず、反応機構についても全くわかっていない。今回の研究で、18種類のアセチレナーゼと推測されるあるいは関連するタンパク質のクローニングに成功した。継続して研究を続け、反応機構が原子レベルで解明出来れば、酵素の工業的利用、酵素の改変や微生物利用により、新しい抗菌剤などの生産が可能になると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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