タバコモザイクウイルス(TMV)のゲノム構造を模倣し,TMVの5’非翻訳領域(UTR),RNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)のオープンリーディングフレーム,移行タンパク質(mp)と外被タンパク質(cp)それぞれのサブゲノムプロモーター(sgp),TMVの3’UTRを導入した出芽酵母(Saccharomyces Cerevisiae)用発現ベクターを構築した。Mpのsgp(mp sgp)とcpのsgp(cp sgp)のそれぞれの下流にはクローニングサイトを設けた。Cp sgp下流にクローニングした標的タンパク質がS. Cerevisiae内で発現されるのが確認された。
|