研究成果の概要 |
密度汎関数法による天然物NMRおよびECDスペクトルの効果的な再現を目標に、汎関数、基底関数の選択、配座の絞込みについて検討した。新規に単離したneomacrophorin X, cyclohelminthol X, cyclohelminthol Yにおいて汎関数としてBHLYPが基底関数としてdef2-TZVPあるいはdef2-SVPでも十分な品質のスペクトルを与えることを明らかにした。また配座自由度が高いneomacrophorin Xについては、溶媒効果の付与も効果的であることを明らかにした。
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