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2018 年度 研究成果報告書

アンチエイジングエクソソームを介した食品の機能性とその分子基盤解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K14929
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 食品科学
研究機関九州大学

研究代表者

片倉 喜範  九州大学, 農学研究院, 准教授 (50264106)

研究協力者 杉原 由佳  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードエクソソーム / 脳腸相関 / カルノシン / 腸管細胞 / 神経細胞
研究成果の概要

高機能ジペプチドとして知られているカルノシンは鶏ムネ肉に多く含まれており、最近のヒト介入試験により脳機能改善効果を有することが明らかになっている。しかしながらカルノシンの示す脳機能改善効果の分子基盤はこれまで全く明らかになっていなかった。本研究により、カルノシンが腸管細胞を刺激し、分泌小胞エクソソームの分泌を促すことで、そのエクソソームが神経細胞を活性化することが明らかとなった。つまりカルノシンは、神経細胞を活性化することのできるエクソソームの分泌を腸管細胞から促すことで神経・脳機能を制御しうるものと考えることができた。

自由記述の分野

食品機能学

研究成果の学術的意義や社会的意義

最近になり脳機能を制御する食品の存在が明らかになりつつあるが、その分子メカニズムにまで迫る研究は少ない。本研究では、カルノシンが腸管細胞を刺激し、神経細胞を活性化しうる分泌小胞として知られるエクソソームの分泌を促すことで、それが脳に到達し、脳機能を制御する可能性を明らかにすることができた。食品による脳腸相関活性化の分子メカニズムに迫る非常に重要な研究であると言える。今後は、食品のもと様々な機能性に対するエクソソームの関与が明らかになっていくことが期待され、その礎となる研究であると言える。

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公開日: 2020-03-30  

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