研究課題
挑戦的萌芽研究
海産無脊椎動物の人工種苗生産時において、対象生物の幼生や稚仔期において最大の害的生物となるコペポーダ類を、旋回流式およびラバルノズル式マイクロナノバブル発生装置を用いて殲滅するシステムを開発することを目的とした。殺傷実験において、両装置ともにコペポーダ類を物理的に殺傷できることが示された。また実際の種苗生産場において、ラバルノズル式装置を飼育水槽に通じる配管に設置し、処理水を用いてナマコ種苗の飼育を行った結果、コペポーダ類の被害を抑制し、出荷サイズまで種苗を生存させ、生産することに成功した。
水族遺伝育種学・水産増養殖学