カット青果物の生存性を何らかの指標で表現できれば、冷凍・解凍後の青果物や食品の品質・鮮度の評価に資する知見を与える。本研究は、カット青果物の脱水処理後および氷点下保存後の生存性を電気的かつ生理学的に定量的に評価する手法を確立できた点に実用性がある。また、本研究は青果物試料を生きたまま過冷却状態で氷点下保存できることが可能であることを科学的に示したもので、これは先駆的な研究を含めてはじめてのことであり学術的意義は大きい。また本研究は生鮮青果物を氷点下で長期保存できる可能性を示唆するものであり、今後の革新的青果物保存の実現が期待できる。
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