心電-脈波の心電信号を利用して脈化のポアンカレ断面を生成した。当該手法によって、脈波のみから生成した場合よりもよりもゆらぎが少なく、より鮮明な構造を観測することができた。心電のQS間隔に着目し、その1/4に時間遅れを設定することによって、心電による明瞭なダイナミクスが再構成された。心電信号に対して推移誤差、正規化決定 論的非線形予測などの非線形時系列解析手法が適用可能となり、高い決定性の存在を検出することができた。 一方、心電-脈波を対象に開発した位相同期抽出法の汎用性を明らかにした。RGB画像列、アレルギー花粉飛散量、感染症時空間分布などのメタデータに対しても 有効であった。
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