ニューカッスル病に対する植物経口ワクチンを作出することを目的として、導入する抗原遺伝子の塩基配列中の遺伝暗号であるコドンを最適化して遺伝子組換えイネを育成した。抗原遺伝子としては、ニューカッスル病ウイルスの抗原タンパクであるF及びHNタンパクをコードするF(Fusion)及びHN(Hemagglutinin-neuraminidase)遺伝子を用いた。その結果、得られた25個体の組換えイネの葉についてコドン最適化した目的の遺伝子の導入を確認した。このうちの10個体では、目的の遺伝子が転写され、mRNAが合成されていることがRT-PCRによって確認され、抗原タンパク質の産生が期待された
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