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2018 年度 研究成果報告書

脂質ドメイン形成の情報伝達機序および生理的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15056
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 統合動物科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

藤田 秋一  鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 教授 (60282232)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード脂質 / 脂肪 / 微細局在 / 電子顕微鏡 / オートファジー / 酵母 / 急速凍結 / 凍結割断
研究成果の概要

全ての生物は細胞から出来ている。細胞は主に蛋白質、脂質、糖および遺伝子から構成されている。最近の分子生物学の飛躍的な発展により、DNA・RNAと蛋白質についての知見は急速に増加している。しかしながら、生体膜を構成する主成分である膜脂質(脂質二重層)に関しては有力な解析技術が少ないために、まだまだ未知の点が多く残されている。私たちは脂質を観る新たな技術(QF-FRL法)を開発し、電子顕微鏡を用いて生体膜における微細構造レベルでの膜脂質の分布解析を可能にした。QF-FRL法を用いることにより、ホスファチジルイノシトール4リン酸が物質代謝に重要なオートファジーで重要な役割を担うことを明らかにした。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

私たちは脂質を観る新たな技術(急速凍結・凍結割断レプリカ標識法)を開発し、電子顕微鏡を用いて生体膜における微細構造レベルでの膜脂質の分布解析を可能にした。この技術は膜脂質の機能解明に大きく貢献し、生命機能解明への新たなアプローチを提供できると考えている。さらにこのアプローチによりもたらされた知見は、脂質代謝異常をはじめ様々な疾患の原因や病態の解明に役立つものと期待している。

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公開日: 2020-03-30   更新日: 2021-02-19  

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