メタノールによる強力な遺伝子発現能とメタノールを炭素源とする高密度培養法が確立されているメタノール酵母を生産宿主として用い、メタノール酵母における機能性RNAの微生物生産手法の開発を最終目的とし、mRNAの貯蔵・分解に関わるRNA顆粒(P-body, SG)の形成と細胞内動態解析、メタノール酵母で高度に転写されるmRNAの細胞内動態解析を行った。P-bodyは様々なストレス条件下に加え、メタノール培養時にもその形成が認められたのに対し、SGは高温ストレス時にのみその形成が認められた。また高温ストレス時には、ストレス応答性制御因子Hog1がSGに共局在することを明らかにした。
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