研究課題
挑戦的萌芽研究
ベンゾシクロブテン誘導体の連続的電子環状反応を活用した縮環複素環骨格の構築を目指し、その基質となるニトロン置換型およびニトロ置換型ベンゾシクロブテン誘導体の新規合成法の開拓に成功した。これらの基質の熱反応による連続的環化について検討を行ったところ、ニトロン体については180度加熱条件でも反応が進行せず、ニトロ体においては開環後の加水分解が優先して、目的のドミノ型環化付加反応の基質としては適さないことが明らかとなった。
有機合成化学