研究課題/領域番号 |
16K15110
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
寺沢 宏明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (10300956)
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連携研究者 |
吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
武田 光広 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 助教 (90508558)
西道 隆臣 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 教授 (80205690)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 認知症 / アミロイドβ / 神経毒性オリゴマー |
研究成果の概要 |
アルツハイマー病患者の脳内には、アミロイドβ(Aβ)の不溶性線維を主成分とする老人斑が見つかる。近年の研究より、Aβが不溶性線維に変化する前段階の可溶性オリゴマーが、強い神経毒性をもたらすという説が広く受け入れられている。本研究は、Aβオリゴマーの最小単位であるAβダイマーの分子間相互作用様式を、NMR、光架橋反応、質量分析を駆使して明らかにすることを目的とした。質量分析における検出フラグメントの強度を比較した結果、平行型および逆平行型の量比は2:1と見積もられた。本解析より、Aβダイマーは平行型と逆平行型のいずれも含み、逆平行型より平行型の方が好んで形成されることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
構造生物学
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