研究課題/領域番号 |
16K15119
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山口 賀章 京都大学, 薬学研究科, 助教 (30467427)
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研究協力者 |
高橋 伯夫 関西医科大学, 名誉教授
岡村 均 京都大学, 大学院薬学研究科, 教授
黒岩 沙也華 京都大学, 薬学部, 学部生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 高血圧 / 視床下部 / アルドステロン |
研究成果の概要 |
高血圧は、虚血性心疾患や腎不全などの発症原因となるため、その対策は臨床的に重要である。血圧制御機構として、末梢のレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)のネガティブフィードバック機構が知られており、血圧上昇後には腎臓からのレニン分泌が阻害され、血圧が下がるとされている。本研究において私は、高食塩負荷マウスにおいて、脳内では末梢とは逆に、アルドステロン合成酵素の発現が上昇することを見出した。この結果より、RAASが脳内ではポジティブフィードバック機構を形成すると考えられるが、これは、脳内のRAAS活性化レベルを正常化することが、高血圧の治療に有効であることを示唆するものである。
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自由記述の分野 |
時間生物学
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