オートファジーは、細胞が自己成分を消化し、新陳代謝などに貢献する機構である。新規オートファジー(Atg5を利用しないオートファジー)の変調は、貧血、神経変性疾患、皮膚炎、炎症性腸疾患など様々な疾患の原因となりうる。本研究では、新規オートファジーを誘導できる低分子化合物/天然物から、種々の疾患治療に資する化合物/天然物の同定を目的として研究を行なった。その結果、がん、ポリグルタミン病、タウオパチーに対して有効性を示す化合物を各々3種類、2種類、2種類開発できた。また、脂肪肝に対して有効性を示す天然物を2種類同定できた。
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