研究課題
研究代表者らは、自己免疫寛容の維持に重要な制御性T細胞が腫瘍免疫も抑制している事を世界に先駆けて発見した。進行性メラノーマにimmunecheckpoint inhibitorといわれる抗CTLA4抗体や抗PDI抗体による治療が開始され、効果をあげている。血管肉腫、隆起性皮膚繊維肉腫、メルケル細胞癌などの皮膚希少癌や他の腫瘍に対してもこれらの免疫療法の有効性を予測できるような基礎データを出すために本研究を遂行した。癌は高齢化社会の日本において増加しているため、新しい有効な治療法がのぞまれている。抗CTLA4抗体や抗PDI抗体などのimmune checkpoint inhibitorや制御性T細胞による免疫寛容解除療法が、有効であるかを検討するために、可能な範囲で、多色のフローサイトメーターを用いて、制御性T細胞の解析を行った。皮膚希少癌及び他の癌腫においても検討し、特徴的なTregの存在の可能性を検討した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
Thrombosis Medicine
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