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2017 年度 研究成果報告書

グルココルチコイドとIL-7レセプターによるT細胞の体内動態と機能の制御

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15288
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 免疫学
研究機関京都大学

研究代表者

生田 宏一  京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (90193177)

研究分担者 谷一 靖江  京都大学, 医学研究科, 助教 (50432331)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードステロイド / T細胞 / IL-7 / 概日リズム / 内分泌系 / 適応免疫 / 糖質コルチコイド
研究成果の概要

グルココルチコイドは、強い免疫抑制作用を持つが、免疫系における生理的な機能については不明であった。グルココルチコイドがT細胞のサイトカイン受容体IL-7Rとケモカイン受容体CXCR4の発現量を夜間に高め昼間に下げていること、その日内変動が昼間に血中に留まり夜間にリンパ組織に集まるT細胞の体内分布の日内変動を引き起こしていることがわかった。さらに、T細胞が夜間にリンパ組織に集まることで、リンパ球が効率的に活性化され、強い免疫応答が引き起こされることがわかった。以上の結果から、グルココルチコイドが、T細胞の循環と応答の日内変動を制御することで、免疫機能を高める生理機能をもつことを明らかにした。

自由記述の分野

免疫学

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公開日: 2019-03-29  

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