本研究では直交系のアミノアシル合成酵素-tRNAペア、アンバーコドンに着目し、無細胞タンパク質合成試薬を用いタンパク質のアミノ酸に依存しない新規ポジトロン標識タンパク質合成の開発を検討した。18F-フルオロエチルチロシンと直交系のアミノアシル合成酵素-tRNAペア、アンバーコドンを用いること18F標識タンパク質の合成に成功した。HER2に対するaffibodyでHER2高発現のSKOV-3をヌードマウスに植えた担癌マウスにおけるPETイメージングを検討したところ、コントラストに優れた画像を得ることに成功した。
|