非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の発生率は増加している。NASH確定診断は、肝組織病理学的検査が必要である。光学イメージングは、生体内細胞レベルで構造、形態および分布を視覚化できる。線維化は、第2高調波発生(SHG)と呼ばれる非線形光学現象で、無染色で直接観察することができる。本研究では、NASHモデルマウスの肝組織のSHGと自己蛍光(AF)イメージングを行った。3次元SHGとAFイメージング、最大強度投影法(MIP)での画像処理、統計解析で、肝表面や肝実質での線維化と形態学的変化を観察した。この研究で行った定量的SHG、AFイメージング法は、NASHの診断に適用することができた。
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