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2018 年度 研究成果報告書

心筋梗塞病院到着前心肺停止の現状と地理情報システムを用いた危険因子の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15355
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 疫学・予防医学
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2018)
山形大学 (2016-2017)

研究代表者

平山 敦士  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 専門修練医 (20637350)

研究分担者 久保田 功  山形大学, 学内共同利用施設等, 理事 (30161673)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード急性心筋梗塞 / 院外心停止 / 疫学
研究成果の概要

2010年から2015年までの6年間において、協力医療機関による症例登録と悉皆的死亡小票調査を行い山形県内で発症したすべての急性心筋梗塞症例を登録し解析を行った。6年間で6978例の急性心筋梗塞症例が登録され(平均年齢は75.8 ± 12.8歳で61%が男性)、罹患率は1000人年あたり0.984であった。これらの症例のうち約54%が治療可能な急性期病院に到着する前に心肺停止状態に陥るないしは死亡していた。多変量ロジスティック回帰分析の結果、高齢、女性、冬季発症(12月~2月)が急性期病院到着前院外心停止ないしは死亡の独立した危険因子であった。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性心筋梗塞患者のうち病院到着前に心肺停止状態に陥った症例は生命予後・社会復帰率が低く、病院到着後のケアと並行して病院外の対応の強化が肝要である。本研究は高齢社会の本邦において特に中~高年期の女性および冬季期間が病院到着前心肺停止のリスクとなりうることを明らかにし、心筋梗塞の初期症状及び狭心症の症状についての啓発と早期に治療可能な規模を有する医療機関への受診を促す啓発の重要性を明らかにした点で学術的・社会的に重要である。

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公開日: 2020-03-30  

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