研究成果の概要 |
企業が保有する定期健康診断及び健康保険組合が保有するレセプトデータを入手して統合的に解析することにより、交替制勤務従事に伴う健康影響について医療経済的観点も含めて評価した。健診日時点で降圧薬の服薬がなく血圧測定結果が収集期血圧140mmgまたは拡張期血圧90mmgを超えいて、解析対象変数にいずれも欠損値ない男性労働者776名(うち656名は日勤者、120名15.46%が交代制勤務者)を対象として解析した結果、交代制勤務者の高血圧症未受診リスクは有意に高く、日勤者と比較した交代制勤務者の受診率比は有意に低下していた(ハザード比0.56, 95%信頼区間 0.33-0.94, p=0.03)。
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