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2016 年度 実施状況報告書

景観遺伝学による新たな感染症対策評価方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K15370
研究機関東北大学

研究代表者

齊藤 麻理子 (小畑麻理子)  東北大学, 医学系研究科, 助教 (80404234)

研究分担者 当广 謙太郎  東北大学, 医学系研究科, 助教 (70779355)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード狂犬病 / 感染症対策
研究実績の概要

後述のように、今回は動物実験倫理委員会からの許可が降りるのに時間がかかり、新規の研究としてはあまり進んでおらず、主に来年度から効率よくデータを収集するための討議をするにとどまった。
カウンターパートであるRITM(研究協力機関であるフィリピン熱帯医学研究所)と討議した内容としては(1)来年度の研究計画についてのディスカッション (2)検体共有についてのディスカッション(3)過去のデータの整理であった。具体的には、(1)については、対象フィールドであるRegion 3における疫学データおよび狂犬病対策データの具体的な収集方法についての話し合いを行い、これまでのように自治体が収集した情報をそのまま使うのか、あるいはより精度の高いデータを得るために能動的にデータを収集するシステムを行う場合、どのようなことが可能かについて話し合った。(2)RITMが別の狂犬病研究において同じRegion 3で収集している検体の二次利用について話を進めた。別研究では動物狂犬病のウイルスの有無をPCRですでに確認しており、同じ個体の脳検体を本研究にも利用することが可能である。本研究ではその検体から狂犬病ウイルスの遺伝子配列の解読を行う予定である。該当個体の情報は、フィールドにおける同じカウンターパートであるRegion3の動物衛生研究所から共有される。(3)過去に我々がフィリピンで行なった狂犬病研究で用いた検体の収集場所と遺伝子解析結果についてデータベースのクリーニングを改めて行なった。これらの遺伝子情報は本研究でも利用予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究プロトコルは、共同研究施設であるフィリピン熱帯医学研究所(RITM)倫理委員会で承認され進められている狂犬病分子疫学研究のプロトコルに変更を加えて申請していたが、本年度から動物に関する研究はRITM内の動物実験倫理委員会(Institutional Animal Care and Use Committee, IACUC)の担当となったのだが、その審査に時間がかかり承認がおりたのが2月であり、当初の予定より遅れてのスタートとなった。

今後の研究の推進方策

検体収集対象となっているRegion 3 への訪問、追加検体および狂犬病に関する疫学情報収集を可及的速やかに開始する。

次年度使用額が生じた理由

倫理委員会からの承認がおりるまでに時間がかかり、実質的な研究があまり進められなかったため。

次年度使用額の使用計画

年度始めから対象地域であるRegion3への出張、必要に応じて解析を行うのに必要なスタッフを雇用する。

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公開日: 2018-01-16  

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