亜ヒ酸の曝露に伴うPMLタンパクの不溶化反応、SUMO分子による修飾と細胞内におけるPMLの局在変化を調べるとともに、DaxxやMDM2などのPML核小体関連タンパク質の細胞内あるいは核内の動態も合わせて調べた。ヒトPML遺伝子、およびヒ素結合部位と推測される領域に変異を導入した遺伝子をほ乳類細胞に導入し、PMLの亜ヒ酸応答性について調べた。PMLとヒ素との結合形態、タンパク修飾、PML核小体にリクルートされるタンパク質をウェスタンブロティング法や抗体を用いた蛍光免疫染色法を用いて解析したところ、PML核小体内には少なくとも2つの異なるコンパートメントが存在することを明らかにした。
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