ネクロプトーシス刺激後のGFP-LC3分子複合体を解析した。いくつかのLC3分子複合体を形成する新規候補分子を同定することができ、腸管上皮を用いた検討ではHADHAを同定した。パルミチン酸誘導性オートファジーが腸上皮のパルミチン酸誘導性細胞死を回避する方向で機能している可能性が示唆された。また、オートファジーにて基質認識に使用されるユビキチン鎖を解析するため、鎖特異的にポリユビキチン化を動的に可視化する独自技術を開発した(PolyUb-FC)。この技術を用いて、ネクロプトーシスの中心分子であるRIPK3の可視化を試みたところ刺激誘導性に共局在することが判明した。
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