研究課題
挑戦的萌芽研究
肺動脈性肺高血圧症(PAH)のキー因子の1つであるエンドセリン(ET)-1とインターロイキン(IL)-17Aの液性因子を標的としたそれぞれのペプチドワクチンを設計した。ワクチンにより、それぞれの液性因子に対する特異抗体が誘導されることを確認した。ET-1ワクチンを低酸素肺高圧症(PH)ラットに、IL-17Aワクチンをsugen/hypoxia/normoxia PHラットにそれぞれ投与し、薬効評価を行った。しかしcontorol群と比較し、肺動脈圧、右室心筋肥大、肺動脈組織リモデリングのいずれにおいてもワクチン投与群で改善を認めなかった。
循環器内科学