我々は、拒絶免疫の誘導による未分化細胞除去法のProof of Conceptとして、ES細胞自体をマウスにワクチンすることで大量の同種マウスiPS細胞に対して奇形腫形成を抑制することが可能であることを確認した。マウス細胞を用いた同種移植のin vivoの奇形腫形成の実験系を確立するとともに、既にワクチンによる免疫反応により奇形腫形成の抑制が可能であることのProof of Concept を得た。1x10^5オーダーの未分化細胞に対してはワクチンにより奇形腫形成が起こらなくなることを確認し、未分化細胞の除去をin vivoで行うことの可能性を示した。
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