sIBMに関しては患者検体収集を行うと共に、臨床情報についてもまとめて論文化した。また患者血清における自己抗体の病態意義に関して、ヒト血清およびマウスを用いた実験で解析し、熊本大学との共同研究で論文を発表した。sIBMの臨床診断の時に必須である骨格筋生検の際に一部の骨格筋からCD56陽性の骨格筋芽細胞をあわせて8例から樹立した。sIBMの4例についてRNAシークエンスを行った。遺伝子異常を認める封入体性ミオパチー9例との比較も含め、疾患関連既報告変異およびレアバリアントの抽出を行った。プロテアソーム機能不全仮説に基づくマウスモデルに関しても骨格筋幹細胞特異的発現抑制マウスの解析を進めている。
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