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2017 年度 実績報告書

ミトコンドリア内非コードRNAを病因とするミトコンドリア病の新規発症メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 16K15531
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

岡崎 康司  埼玉医科大学, 医学部, 客員教授 (80280733)

研究分担者 水野 洋介  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30406532)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードミトコンドリア / ミトコンドリア病 / 非コードRNA / 呼吸鎖酵素 / マイクロRNA
研究実績の概要

ミトコンドリア病はミトコンドリア呼吸鎖複合体の機能低下によりATP 合成能が減少し、心筋や神経をはじめとする全身の様々な組織で機能不全が現れる疾患である。我々はこれまでに300例以上のミトコンドリア病患者 に対して全エクソーム解析を実施し、新規のミトコンドリア関連遺伝子の変異をはじめとする、遺伝的な発症原因を多数同定してきた。一方、核DNAの遺伝子領域またはミトコンドリアDNAのいずれにおいても、ミトコンドリア病の発症原因と判断できる塩基配列変異が検出されない患者検体が約30%存在した。このことから、ミトコンドリア病の発症原因として、タンパクをコードしているミトコンドリア関連遺伝子そのものに変異が生じた事が病因ではなく、それらを標的対象として制御する非コードRNA に質的・量的変化が生じることで、ミトコンドリア病が発症する可能性も考慮する必要があると思われる。そこで本研究ではRNA干渉法やCRISPRの手法により一部のミトコンドリア関連遺伝子発現を抑制した細胞を用いて、非コードRNAの発現解析を行った。その結果、ミトコンドリア関連遺伝子の抑制に伴って、マイクロRNAを含む複数の非コードRNAの発現変動を検出した。これらの中に、ミトコンドリア機能を制御する非コードRNAが含まれる事が示唆される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 非コードRNAによるミトコンドリア機能の制御2017

    • 著者名/発表者名
      水野 洋介、木下 善仁、神田 将和、岡崎 康司
    • 学会等名
      ConBio2017

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公開日: 2018-12-17  

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