色素細胞の自然免疫機構によるメラノソーム・メラニン合成機構輸送の影響を確認した。自然免疫機構活性化因子(TLRs刺激因子)で培養メラノサイトを刺激し、メラニン/メラノソームの放出を測定したところ、TLR3リガンドでメラノソームの放出が増加することが確認された。TLR3リガンドの刺激はメラニン産生関連遺伝子を増加させずに、メラノソーム・メラニン輸送経路を活性化させること、この輸送経路の活性化には膜関連GTPaseであるRabの産生誘導特にRAB27Aが主体的に働いており、論文報告した(Pigment Cell and Melanoma Research 2018 e-published)。
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