乳癌組織より乳癌細胞を単離し、培養増殖させることができる手法を開発した。これを用い、家族性・遺伝性である可能性が高い乳癌症例より細胞を単離増殖させ、凍結保存を行った。 いくつかの手法を試みたが、血中循環乳癌細胞の単離は可能なものの、培養増殖は困難であると考えられ、現時点では乳癌組織からの培養細胞を用いた研究を優先することとした。 細胞にDNA二重鎖切断を起こさせた後、核染色とリン酸化H2AXによる蛍光免疫染色を行い、細胞周期G2期における残存損傷を定量化することによって当該細胞における相同組み換えによるDNA修復能を測定する方法を開発した。
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