研究課題
本年度、マウス下大静脈に生体分解性ポリマーを用いた移植(40匹)を行った。8週間を経過した時点で、Sacrificeを行い、軟線X線撮影で石灰化の有無の評価を行った。撮影後、石灰化有無でグループ分けを行い、RNA Laterに保存し、遺伝子解析を行う予定としている。次年度、この摘出したグラフトをもちいて、石灰化有無の違いによって、遺伝子発現解析の差異の検討を行う予定にしている。
2: おおむね順調に進展している
当初、下大静脈への静脈グラフト移植に時間がかかってしまっていたが、初年度はほぼ予定通りの進捗状況となった。
本年度はcDNAを用いてRNA array解析を行い、石灰化を来したグラフトと来さなかったグラフトの間に差異があるか、発現状況に関して網羅的に観察し、そのメカニズムに関わる遺伝子等の同定を試みたい。また順調に進捗すれば、石灰化を来した動脈と来していない動脈の人サンプルを収集し解析するための、準備を進めて行く予定にしている。
下大静脈への静脈グラフト移植に時間がかかってしまい、そのための費用が生じたため。
本年度繰越金と次年度交付金を合わせて、cDNAを用いてRNA array解析を行い、石灰化を来したグラフトと来さなかったグラフトの間に差異があるか、発現状況に関して網羅的に観察し、そのメカニズムに関わる遺伝子等の同定を試みるため、試薬等にあてる計画である。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 2件)
J Med Invest
巻: 64 ページ: 43-49
巻: 64 ページ: 187-191
Radiol Res Pract
巻: - ページ: -
10.1155/2016/5950986.
Ann Thorac Surg
巻: 102 ページ: 720-727
10.1016/j.athoracsur.2016.01.110.
J Nutr Biochem
巻: 35 ページ: 66-73
10.1016/j.jnutbio.2016.05.010.
World J Emerg Surg
10.1186/s13017-016-0087-0.
J Surg Case Rep
10.1093/jscr/rjw125.