研究課題/領域番号 |
16K15639
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
麓 敏雄 弘前大学, 医学研究科, 助教 (80463206)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | レポーター |
研究実績の概要 |
ラットThromboxane A2 receptorのC末端にEYFP遺伝子を、細胞内ループ領域の異なる位置にRluc遺伝子を挿入した複数のプラスミドを作成し、リポフェクションによって293T細胞に導入した後、BRET assayによってantagonistに対する応答性を検討した。その結果、良好な反応性が見られたプラスミドを元に、Rlucの位置をさらに1アミノ酸ずつずらしたプラスミドを作成し、さらに良好な反応性が見られるレポータを見出した。 また、ラットProstaglandin I2 receptorのC末端にEYFP遺伝子を、細胞内ループ領域1、2にRluc遺伝子を挿入したプラスミドを各1種、細胞内ループ領域3の異なる位置にRlucを挿入した2種類のプラスミドを作成した。 これらの発現ベクターをリポフェクションによって293T細胞に導入し、BRET assayによって、1種類のagonistに対する応答性を検討した。その結果、一つのプラスミドに良好な反応性が見られた。そこで、さらに良好な反応性が見られるレポータを作成するために、このプラスミドを元に、Rlucの位置をさらに1アミノ酸ずつ前後にずらしたプラスミド4種類を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初見られていた活性が急に見られなくなることがあり、その原因究明のために時間を要した。また、その理由については判明したが、前段階に戻らざるをえなかったため、研究計画が後にずれ込んでしまった。
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今後の研究の推進方策 |
進んでいるThromboxane A2 receptorを優先して、研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
理由:研究の進捗が遅れていたため、物品費等の支出が少なかった。
使用計画:未使用分を使用して、次年度、研究を完了する予定である。
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