研究課題
挑戦的萌芽研究
申請者らは、吸入麻酔薬が高次脳機能に対して示す曝露後の効果に着目し、網羅的行動テストバッテリーを組み合わせて検討してきた。本課題では発達段階に応じたライフステージ依存性麻酔後効果の検討を実施した。アルツハイマー型認知症のモデル(APP-KI)および高齢マウスを用いて検証したところ、APP-KIでは多動、低不安(外界への認知力の低下)が見られたが、デスフルランの投与で多動が軽度抑制された。しかしながら総じてAPP-KIに対してデスフルランの影響は認められなかった。
麻酔科学